中編

洒落怖

解剖

解剖は、どんな医師でもできるわけではない。解剖には解剖資格を取る事が義務づけられている。  長野のある山で遭難事件が起きた。 真冬のことだったので、遺体はかなり凍っていた。藤原氏が大学病院の解剖室で死因を確定することになったのだが、山岳警備隊が運んできた遺体はガチガチで
洒落怖

発見された床下からの恐怖

私がまだ4、5歳の頃の話です。 当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。 ある日銭湯の帰り道、ある公営住宅が立ち並んでいる場所を通りかかると
じわ怖

どうかしました?

これは私が2年前の冬に体験した出来事です・・ 当時私は父の営む清掃業の手伝いをしていました。 ある夜父が私に 「あまり薦められないが、一緒に清掃
ほん怖

お赤飯の怨念

これは、私が小さかった頃の話です。 近所に、ある若夫婦と、老夫婦がいました。 ところが、その若夫婦は何かにつけて老夫婦に冷たくあたりました。 特に、おばあちゃんに対してはとても冷たかったのです。
じわ怖

ロスの危険な地区での遭遇

とある会社員が出張でロスへやってきていた。 彼は久しぶりの休日にロスの街に出向く事にした。 ロスの街は相変わらず賑やかですんでいる田舎町とは違い活気にあふれていた。 車を走らせチャイニーズシアターからちょっと行った通りを右に曲がり目的のアクセサリーショップに行くはずだったのだが、どうも道を間違えたようだ。
洒落怖

父親が背負った母親

うまくいっていない夫婦とまだ三歳くらいの小さい男の子がいました。 表面上は仲のいい幸せな家庭にみえました。 というのも両親とも子供のことは大切におもっていたからです。
じわ怖

とあるベンチの女

とある公園のベンチに毎朝決まって1人の女が通りに背中を向ける形で座っていた。 女はどんな悪天候の日にも公園のベンチに座る事をかかさない。 雨が降っても傘もささず、レインコートもまとっていない。
じわ怖

悪童Iの話

小学生の時の話 隣のクラスのおっちょこちょいの悪童Iは、授業中私たちのクラスの掃除用具入れのロッカーに忍び込み授業途中で「ワッ!」と飛び出し、クラス中を沸かせて走り去るというパフォーマンスを思いつき、次の授業で実行することを私を含めた数人に打ち明けた。
洒落怖

リヤトランクの女

昨日の話です。 仕事を終えて夜遅くに帰宅の途についていたんですが、まっすぐ家に帰るのも面白くない気分だったもんでちょっと山道を遠回りしていこうと思い車を走らせました。 小雨が降る中まったりと走っておりました所、はるか前を照らすライトの光に人影を見ました。 そこには女の人が立っていました。 ポツンと一つだけある橙色の街灯の下、雨に打たれて。