ほん怖

土蔵の中

俺が中学二年のときの話。 体育祭の日の朝、体操着を着て弁当の入った袋を提げて、きげんよく通学路を学校へ向かっていた。 途中に、住宅街には似つかわしくない白壁の土蔵が一軒建ってる。 入口は、道路がわからは見えない中庭に面していて、白壁のずっと上のほうに明かり取りの小さな窓が一つあるだけ。
じわ怖

卵の殻の中

知り合いの警察関係者に聞いた話です。 昔若い女性の部屋で、男のバラバラ死体が見つかったやつ。 その話です。 ああ、別にスプラッタな話しようってわけじゃありません。
ほん怖

胸の方の手

俺が昔体験した嫌な話。 俺が3~5歳くらいの時、母親の田舎の九州へ里帰りしていた。 夏休みで、地元の小学生が町内会の行事みたいな感じで海に行くってんで、一緒に行ったの。 ガキんちょの頃だから、そこそこ仲良く遊んでいた。
ほん怖

顔って

昔オレが池袋でバイト(ラブホテルにタオルの配達)していた時のこと。 時間は早朝だった。配達左記の性質上、ちょっといかがわし~かんじの町並みを通っていくのだが、朝になると路上のゴミが酷いので、大通りに車を止めて、歩いて配達をしていた。
ほん怖

昔テレビで見た

だいぶ昔にテレビで見たのですが・・・ 国内のどこかの地域ですごい噴火があって、観測所(?ちょっとこのへん不確か) のあたりに溶岩がバンバン流れているのを、遠くからテレビカメラで写しているんだけれども, そこになぜか歩いている人影が写っていたというやつ。
洒落怖

百物語

ある夏、暑さゆえに百物語をしようというはなしになった。 友人たち数人で1人何話ずつかで語り始めた。その時全員の話を記録しておこうと、百物語を一部始終テープで録音していた。
じわ怖

双子だったのか?

友だちに聞いた話。 知り合いのお母さんが亡くなり、お通夜に行った時のこと。 お焼香している人に会釈する家族の中に、そのお母さんそっくりのおばさんがいて「あぁ双子だったのか」と思ったらしい。
じわ怖

空き巣にあったら

父親が警察官の友達から聞いた都市伝説に似てる話というよりか教訓。 特に一軒家などで外出中に空き巣に入られた場合、あわててすぐに家の中から110番しないこと。 もしする場合はひとりではなくほかに誰かいるか、外から警察に電話すること。
洒落怖

人の気配

帰ってきてすぐに鍵をおろした。 ふと人の気配を感じて後ろを向くと誰もいない。 でも、何か変だ。と思ってよく見ると、ドアノブが音もなく回った。