中編

ほん怖

スペースワールド

おもしろそうなので私の「洒落にならんかった」怖い話を書いてみます。私が小学五年生のころ、スペースワールドという遊園地に一週間ほど滞在するツアーみたいのに、従兄弟と2人で参加したときのことです。一日目、楽しい体験をたくさんしてホテルに帰り、従...
洒落怖

マンションのエレベーター

私はマンションのロビーでエレベーターを待っていた。彼氏の家を深夜12時に出て、車で送って貰ってきたところだ。エレベーターは3階にあった。2階、1階、そして地下へと降りて、また、1階に上がってきた。チン、と音がして、エレベーターの扉が開いた。...
ほん怖

親戚からの頼みごと

深夜、誰もいないビルに一人でいた事がありますか?薄暗い廊下で立ち止まると、ボーッいうような耳鳴りが聞こえそれが次第にじんじんとした痛みに変わり、一瞬でも気を緩めると頭から次第に暗がりに溶けていくような錯覚がする。親戚からの頼みごとを安請け合...
ほん怖

市松人形

押し入れに一体の市松人形が眠っていた。厳重に包まれて桐の箱に大事そうに入っていおりその為あって保存状態はすばらしく良かった。長く黒い髪、白い肌、赤い蝶の刺繍が入った着物。これは高く売れると質屋に持っていった。質屋もその人形をたいそう気に入り...
全話

病魔

怖くないかもしれませんが、取り合えず私が若かりし頃のお話を・・・私がまだ師匠の元で修行をしていた頃の話です。 ある日、師匠の家から私の自宅へ帰る途中街を歩いていると中年の男性が私の前を歩いていました。霊力を持つ私にはその男性の背中に黒いモノ...
東京都の怖い話

田中河内介の最期

大正時代の始め頃、東京の京橋に「画博堂」という書画屋があって、そこの3階には同好の志が集まって持ち寄った怪談話をかわるがわる話し合うということがよく行われていた。 ある日、その画博堂に見なれない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。...
北海道の怖い話

高校の寮

北海道Y市の高校に通ってた頃の話です私は親元を離れ、N寮に入っていました入って直ぐ、先輩に「ここは出るよ」と話を聞き以下の説明をされました。ちなみに、その寮は建物は古く、小さな病院みたいな作りでした。(トイレなど水周りはタイル張り、床と壁は...
滋賀県の怖い話

阪神大震災の時

残念ながら作り話じゃないです。オレが経験した実話です。6年前の阪神大震災のとき、ホストスナックで働いてた俺は、そのとき一緒に閉店作業をしてたカズってやつと二人で潰れたビルに閉じ込められた。閉じ込められたというより二人とも気を失ってて、ふと気...
じわ怖

寮のベッド

これは学校にまつわるっていうか俺の体験談なんだけど。うちの学校(とはいっても十数年くらい前の卒業生なんだが)は半寮制の学校で学校から遠い人は学校の近くの寮に入るっていうシステムだった。ちなみに中高一貫教育で 大体中1~中2、中3~高1、高2...