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じいちゃんの危篤

洒落怖
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俺の兄貴が経験した話。


俺が中学2年の頃、おじいちゃんが危篤という電話が来て、家族全員で病院へ行きました。
でもお医者さんが「峠は越えた」というので家族全員胸をなでおろして家に帰りました。


でもその日の夜中。
おじいちゃんの容体が急変して亡くなったという電話がありました。その時兄貴は友達の家でマージャンをしていたので自宅にはいませんでした。


俺はおじいちゃんが死んだ事を知らせに兄貴の友達の家に行きました。
「兄貴!兄貴!」家の前で何度も兄貴を呼ぶと明け方の光でもわかるくらい兄貴の顔は真っ青になって友達の家の2階の窓から顔を出しました。


「おじいちゃんが死んじゃったよ」
俺がそう告げると兄貴は
「・・・。やっぱそうか・・。」


後で兄貴から話を聞いてみるとマージャンの途中にトイレに立った兄貴は洗面所で手を洗ってるときにふと鏡を見てみると兄貴の後ろにおじいちゃんが笑いながら手を振っていたそうです。


しばらくその場に立ちすくんでおじいちゃんが消えるまで見ていた時に俺の声が家の外から聞こえたそうです・・。

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