じわ怖全話

知り合いのおじさんの家

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今から10年位前、県外の知り合いのおじさんの家に泊まりに行ったときの話しです。
家は一戸建ての平屋、そこにおじさんは一人で住んでいました。
泊まりに行った時、おじさんは仕事に出ていて、僕は家で一人で待つ事になりました。
僕は眠気に襲われ、仏間の隣りの部屋でウトウトしていると、夢を見ました。
妙にリアルな夢で、その夢の中でも僕は同じ部屋で寝ており、
僕の枕もとで見知らぬおばさんが正座で座っているのです。
そしてしばらくすると僕の顔を覗き込み言うのです「あ~、良く眠っているね~」
直後に僕の上に倒れこんできて、金縛り・・・・。
その後しばらくして金縛りが解け、僕は夢を見たものと思い込み、
もう一度眠りたいと思いました。しかし少し怖いので近くにあったラジカセに
持ってきたカセットテープを入れ、音を小さい音で流し、寝転がりました
しかし眠るか眠らないかの時に、ラジカセが開きカセットテ-プが
”ガチャガチャガチャ”と鳴るのです。
驚いて起きた僕はもう眠る事ができず、じっとおじさんの帰りを待ちました。
夕方おじさんが帰って来てからこの話しをすると、
神妙な顔で「それは僕の母親かも知れない」と言いました。
何故かと聞くと、「僕の両親は二人とも自殺なんだよ」

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