じわ怖全話

髪の毛が入ってた

じわ怖
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何年か前、学生の時、
短期の仕分けのバイトで知り合った人の話。

その人は、
結婚3年目ぐらいの主婦でまだ子どもがいなくて、
あまり体が丈夫ではなく、
体調のいい時にこうしたバイトをしていたそうだ。

で、旦那さんの実家が、
遠方にあってお正月と盆には泊りがけで帰省してたそう。

お義母さんもお義父さんもいい人なので
観光がてらの帰省自体は結構楽しかったとのこと。

ただお義母さんが腰まであるロングヘアーで
食事によく髪の毛が入ってたのが少し気にはなっていた。

でもその都度あやまってくれるし
さほど深刻には考えていなかった。

ある日、
お義母さんが少し席を外してる時に、
お茶を飲もうとして、
ふと急須をあけると急須にありえないほどの髪の毛がびっしり入っていた。

お茶を飲むのはこの家では彼女とお義母さんだけ。

それ以来、
どんなに優しくされても
何となく信じられなくなってしまったそうだ。

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