年賀状
こともあろうに、、友人のお婆ちゃんが、今年正月の元旦に死んでしまったそうです。近くの葬式屋の営業開始日は4日。人手がないので仕方ない。その日まで待つことになったそう(真冬だから…大丈夫といわれて)。それで、松の内も開けた1月7~8日頃。友人...
新聞奨学生
1980年の4月。大学という大学を落ち、オレは予備校生の身となった。「浪人」という名の何者でもない19歳の男に、親はもう一度無駄な期待と金を使い、さして意味の無い「新生活」が始まった。3月の半ば、念仏のように「やればできる」と繰り返す母親に...
泉の広場
あんまり怖くないかも知れないけど、10年以上前の話です。友達のお姉さんの体験談です。大阪の梅田に、「泉の広場」っていう待ち合わせスポットがあるんですけど、そのお姉さんはそこで自分の友人と待ち合わせをしていました。その日は、お姉さん、少し遅れ...
靴音
昔勤めていた会社での話。 そこは同系列の別会社と一緒に大きな部屋を借りて二つに仕切り、 それぞれの社員がドアで出入りできるようにしてあった。仕切りは どちらの会社の人も通れるように1m程の隙間が二箇所ほど空けて有り、
千日前のタクシー
タクシ-の運転手から聞いた話。 大阪の千日前付近で客を待っていたら、 前に同僚のタクシ-が止まっていた。 同僚は、誰も乗り降りしていないのに、タクシ-のドアを開け閉めしていて そのまま走り去っていった。 場所柄、「もしかして。」という気持ち
腕章の少年
私が昔住んでいた大阪S市では奇妙な噂が流れていました。 以下がその内容ですが、何せ10年も前の話なので記憶が定かではありません。 「夕方から夜にかけて、ナチスの腕章をつけた少年が街を徘徊している。 」 「その少年と目が合うと、警棒を持って追いかけられる。 」