じわ怖

同じ便、同じ時刻に起こった不思議な体験

昨年の8月12日、午後6時に羽田を発つ大阪行の日航便に乗った。520名が命を落としたあの御巣鷹山の事故からちょうど15年たった同じ時刻の同じ便である。 機内は満席で、誰もあの事故のことなど忘れているようだった。
ほん怖

帰省

去年の夏に約十年ぶりに実家へ帰省したときのことを書きます。 長くなると思いますので、少し読んでみて興味のわかない方は、どうぞ飛ばしてください。 私は現在二十八歳で、二十歳までに霊体験をしなければ、 その先そういったことを経験することはないなんて言われていますが、
じわ怖

ロスの危険な地区での遭遇

とある会社員が出張でロスへやってきていた。 彼は久しぶりの休日にロスの街に出向く事にした。 ロスの街は相変わらず賑やかですんでいる田舎町とは違い活気にあふれていた。 車を走らせチャイニーズシアターからちょっと行った通りを右に曲がり目的のアクセサリーショップに行くはずだったのだが、どうも道を間違えたようだ。
洒落怖

父親が背負った母親

うまくいっていない夫婦とまだ三歳くらいの小さい男の子がいました。 表面上は仲のいい幸せな家庭にみえました。 というのも両親とも子供のことは大切におもっていたからです。
ほん怖

仏壇の中のカタカタ

私が小学校3年生の時の実体験を一つ... 当時私は両親が離婚した関係で、兵庫県の祖母の家に、祖母と叔父(祖母の次男)と三人で住んでいました。 祖父は、私が幼稚園の頃に癌で亡くなっており、祖父と離れる事を嫌がった祖母は、お骨を仏壇に安置したまま毎日お線香を上げていたんです。
洒落怖

こっくりさんの暴走

オレが小学生の時のはなしでも。 当時微妙に「こっくりさん」が流行っていて、うちも例に漏れず こっくりさんをやっていた。 ある時、私の姉の学年で、昼休みに女子がこっくりさんを行っていた。
京都の怖い話

京都行き新快速での不思議な出来事

京都までJR湖西線新快速に乗ったその日は、うまく座席が空いていて出発してまもなくうとうとしだした。 ずっと目をつぶっていたがアナウンスからして大津駅にさしかかった頃、両膝に何かがのしかかった。 大きさとそのちからからして丁度こどもが手で体重をかけたのと同じなので電車が混んで来て子供が自分の股の間にはいったようになったのかとじゃけんに膝を動かさずにしばらくそのままにしていた。
東京都の怖い話

ビジネスホテルの女

都内某所での体験。 出張先での仕事が長引き終電も逃してしまった為、ビジネスホテルに泊まることにした。 部屋に入りコンビニのお弁当を一気に食べてビールを飲むと、ベッドに倒れこみそのまま寝入ってしまった。 夜中目を覚ました。ボンヤリした薄目の視界から、天井の鏡に映る自分が見える。
洒落怖

暗がりの女

飲み会が終わり、一人で繁華街を歩いていたら、背中に視線を感じた。  振り向くと、暗がりで女が壁から右半分だけ顔を出してこっちをじーっと見ている。 変なのと思ったけど、酔ってていい気分だったので無視を決め込んだ。