ほん怖

談笑する声

私は霊感はまああるほうですが、実態をみることはできません。ただ、ここはいやなポイントであるなどということはだけは、わかります。 九段の靖国通りに面した、郵便局の前のあるビルに入ったときです。そのビルの10階で仕事をするようになったのですが、...
ほん怖

実験室

これは私が関東地方のある国立大学で助手をしていたときに実際に経験した話である。このようなことが続くと、何事もうまくいかないのが世の常であるから、いまは退職して別の仕事に就いている。思い出すだけでも気が滅入る話を書き記そうと思う。 私が勤務し...
ほん怖

おかしな行動

ある女がおかしな行動を取るようになった。裸で出歩いたり物を壊したり。声まで代わってしまった。心配した家族は病院へと連れて行くが原因はわからない。そこでお寺に相談してみる事になった。住職は女をひとめ見るなり表情を曇らす。「水子霊です。かなり強...
ほん怖

着物を着た少女

「先輩、何か怖い話知りませんか?」「う~ん、怖いというかちょっと悲しい話なら・・・」Sさんは仲間から渓流釣りに誘われた。そこは釣り仲間でも有名な穴場で旅館も中々予約が取れない場所だった為、すぐにOKした。当日、仲間が仕事で来れなくなってしま...
ほん怖

家に幽霊が出る

俺が高校の頃の話。秋頃、友人のMが悩みでもあるのか元気がなくなった。友人連中で相談でも聞いてやろうと思って聞き出したら「絶対笑うなよ」と前置きして話し出した。悩みとはつまるところ「家に幽霊が出る」ってことだった。もちろん笑ってしまった。おま...
ほん怖

坂道で

3年前、実家に帰省したときの話。 実家の近所に100m位のわりかし急な坂がある。道の横は両方土手で、人が落ちないように1m程度の石塀が立ってる。 ちょうど夕焼けで辺りが微妙に暗い時間ってあるでしょ。そんな時間に用事があってその坂をのぼってた...
東京都の怖い話

カミオロシの夜

私には幼い頃からどうしても忘れられないある風景があります。戦時中のような裸電球がともる部屋の中で、私は何か茶色の扉のような物を見つめている、外には誰かが居るらしく、開けようと近づくと一人の男が現れる、彼のきている縞模様の服の色だけが鮮明に眼...
じわ怖

病院まで

あるタクシー運転手が○○○(地名)を通りかかると3人の若い女の子達が手をあげて立っていた。「お客さん」だ、とすぐに車を寄せ、女の子達を乗せたそうです。どちらまで、と聞くと女の子の内の一人がお腹が痛いと言っているので、近くの病院まで連れってい...
じわ怖

【不謹慎注意】ラグビー

あるところに生まれつき手が無い子どもが居ました。かわいそうなことにその子は交通事故で両足も失ってしまいました。子ども:ねえ、パパ、今日僕は学校でラグビーをしたんだよ。とっても    楽しかった。父親:おや、そうかい。だが、手も足もないお前が...