ビジネスホテルの女
都内某所での体験。 出張先での仕事が長引き終電も逃してしまった為、ビジネスホテルに泊まることにした。 部屋に入りコンビニのお弁当を一気に食べてビールを飲むと、ベッドに倒れこみそのまま寝入ってしまった。 夜中目を覚ました。ボンヤリした薄目の視界から、天井の鏡に映る自分が見える。
東京湾上空の戦い
海とは関係ないが、東京湾近郊の空での話。これは祖父が、太平洋戦争時に体験したお話です。現在祖父は95歳で、介護老人ホームに入所してます。この話を聞いたときには、すでにすこしボケはじめていたのを了承ください。祖父は当時、おそらく海軍の航空隊に...
呪いの生き人形
稲川淳二氏が、TV等の心霊特集に欠かせない存在になった切欠の心霊体験談がこれです。この話は稲川淳二氏自身ももちろん、TV、雑誌、漫画等も今だに敬遠しています。それはなぜか…祟りがあると噂されているからです。いや、正しく言えば、今だに関係した...
年賀状
こともあろうに、、友人のお婆ちゃんが、今年正月の元旦に死んでしまったそうです。近くの葬式屋の営業開始日は4日。人手がないので仕方ない。その日まで待つことになったそう(真冬だから…大丈夫といわれて)。それで、松の内も開けた1月7~8日頃。友人...
遊ぼうおじさん
これはある本のモデルにもなってる、僕が本当に体験した話です。私の住んでる東京のある地域で10年程前に、『遊ぼうおじさん』という正体不明な人がいました。私はその頃小学生でした。その人は紙袋に左右不対称な目を書いて頭に被っていました。ちょうど首...
必ず幽霊が現れる
俺が高2の時に体験した話をする。俺は小学生の頃から怖い話が好きで、そのテの本やテレビの特番やなんかは必ず見ていた。高校に入っても、クラスの好き者と集まってはよく怪談話をしていた。霊を見たいと思っていた。ある日、教室で弁当を食いながら、いつも...
カミオロシの夜
私には幼い頃からどうしても忘れられないある風景があります。戦時中のような裸電球がともる部屋の中で、私は何か茶色の扉のような物を見つめている、外には誰かが居るらしく、開けようと近づくと一人の男が現れる、彼のきている縞模様の服の色だけが鮮明に眼...
腕枕
10年近く前、俺は出張で京都に行った。その日は1日中スケジュールが詰まっていて、ホテルにチェックインしたのは、夜の10時を回っていた。いつもの出張なら、これから夜の街に繰り出すのだが、朝早く東京を出たこともあって疲れていた俺は、弁当とビール...
田中河内介の最期
大正時代の始め頃、東京の京橋に「画博堂」という書画屋があって、そこの3階には同好の志が集まって持ち寄った怪談話をかわるがわる話し合うということがよく行われていた。 ある日、その画博堂に見なれない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。...