広島県の怖い話まひるが呼んでるよ 私がまだ小学生の頃。 正月に広島にある祖父の家に行きました。そこで私は熱を出して寝込んでしまったのです。 和室の真ん中に布団を敷いてもらって、うつらうつら。目が覚めると、夕方でした。 隣の部屋に通じる襖に、冬の淡い日差しが薄赤く映えています。と、その襖がするすると開きはじめ、二十センチ程の隙間に女の子の顔が現れました。 髪を坊主にした女の子。私をじっと見下ろしています。広島県の怖い話ほん怖全話