全話

息抜き用泣ける話

神様への手紙

4歳になる娘が、字を教えてほしいといってきたので、どうせすぐ飽きるだろうと思いつつも、毎晩教えていた。ある日、娘の通っている保育園の先生から電話があった。「○○ちゃんから、神様に手紙を届けてほしいって言われたんです」こっそりと中を読んでみた...
息抜き用泣ける話

会話のテンポが少し遅いA君

小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いA君がいた。でも、絵が上手な子だった。彼は、よく空の絵を描いた。抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く...
息抜き用泣ける話

母の弁当

私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えないほど質素で見映えの悪い物ばかりだった。友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇...
息抜き用泣ける話

すごろく

オレは小さい頃、家の事情でばあちゃんに預けられていた。当初、見知らぬ土地に来て間もなく当然友達もいない。いつしかオレはノートに、自分が考えたすごろくを書くのに夢中になっていた。それをばあちゃんに見せては「ここでモンスターが出るんだよ」「ここ...
洒落怖

青い服の男

怖い話かどうか判らないけど、ここへ書き込みます。実は私自身本当にあったことか確かでは無いのですが。 今から数年前に卒論を書いていた頃、私は工学部の学生だったのですが実験すら終わっておらず、連日実験に明け暮れていました。 卒論の締め切りが迫り...
じわ怖

着物姿の女の子

兄の中学生の時の友人の話です。当時は校内暴力が全盛の時で、彼もバリバリのツッパリでした。ある夜、突然目が覚めたそうです。よくある話だし、なんかやだなーと思ったそうですが、季節は冬で寒かったので、そのまま寝ちゃおうと目をつぶりベッドのなかで何...
じわ怖

死んだ先輩

十年くらい前、友達だった先輩が自動車事故で死んだんだけどそれから一週間くらいした夜中の1時頃3才年上の姉キの部屋から話し声がしたんだよ。(その頃は実家に同居だった)テレビでも見てんのかと思ってその時は気にしなかったんだけど次の日、オレが仕事...
ほん怖

病院で借りたラジカセ

これは、小学校6年生の時の話。俺は、病気を直す為病院に入院した。たいくつなので、ラジカセを借りて曲を聞いてたら、突然ラジカセから「うぉぉぉぉ~、うぉぉぉぉ~」と変なうめき声が聞こえてきた。こわかった。
じわ怖

知り合いのおじさんの家

今から10年位前、県外の知り合いのおじさんの家に泊まりに行ったときの話しです。家は一戸建ての平屋、そこにおじさんは一人で住んでいました。泊まりに行った時、おじさんは仕事に出ていて、僕は家で一人で待つ事になりました。僕は眠気に襲われ、仏間の隣...