ほん怖小さな捨て犬 俺は大学には実家から徒歩で通っているんだが、あるひどい雨の日、油断した好きに傘を盗まれた。 困っていたら同じ学部生の女の子が声をかけてくれた。 名前がとある花と同じだったから、仮に百合子としとく。 百合子は常時折り畳み傘を持っているので、それを貸してくれるという。ほん怖全話
じわ怖露店のネックレス 今の彼女と付き合い始めたばかりの頃の話。 とある駅前で彼女と待ち合わせをしていたのだが、その日は時間より早く着いてしまった。 近くに喫煙所があったのでそこで煙草を吸っていると、すぐ近くで黒人男性が露店の準備をし始めた。 並べているのは、カラフルなビーズで作られたネックレスやブレスレット。 どれも鮮やかな原色が多用されており、大ぶりなビーズが多く使われた派手なものばかりだ。 退屈なので横目で品物を見ていると、その黒人が視線に気付いて声をかけてきた。じわ怖全話
じわ怖アーちゃん 僕の町内には「アーちゃん」という人が住んでいた。 アーちゃんは年中、肌色の肌着と肌色のモモヒキを身に付け、パンクしてホイールの歪んだ自転車で町を走り回る、人畜無害の怪人だ。 年齢は僕が小学生のときで6、70歳くらい、試合後のボクサーみたいな顔をしている。 いつも酔っ払っているみたいな動きと口調。じわ怖全話
洒落怖倉庫会社の休憩室 3年ほど前の事です。 当時、私は倉庫会社の配送担当をしていました。その日は、仕事が終わってから仲間と一緒に飲みに行き、その後2軒3軒と飲み歩くうちに、気が付くと終電は無くなっていました。 翌日は早朝から積み込みと配送があったので、私は会社に泊まることにしました。倉庫の横にある事務所の2階に休憩室があり、早番や遅番のドライバーは、そこで仮眠を取ることが良くありました。洒落怖全話
じわ怖ママもやってたもん 結婚、家庭を巡って、 何年にも渡って恐ろしい目に遭った。 先日やっと心が落ち着き、 誰かに聞いてほしくてこの話を投稿する次第だ。 長文になることを許してほしい。 元妻と結婚したのが10年ほど前。 私の会社でバイトとして入ってきたのが出会いだった。 同棲を経て結婚に至ったのだが、 元妻は家族とは仲が悪かった。 お互いの家族には散々反対されたが、 私たちはそれを押し切って結婚した。 まもなく子供が生まれた。じわ怖動画全話
長崎県の怖い話落書き 十数年前だけど 地元に地下道っていうか 線路の直下をくぐる道があったんよ 荒れ放題で落書きだらけだったんだけど その落書きの中で十数メートルに渡って 「こ こ で ひ と が こ ろ さ れ ま し た」 って長々と一文字ずつ書いてある落書きがあったんよ長崎県の怖い話洒落怖全話