じわ怖

横切った

中学生のころのある正月、友人2人と私とで初日の出を見に行くことになりました。朝方の5時ごろ、日の出までまだ間があったので友人の部屋(2階)にとりあえずお邪魔、炬燵を3人で囲むことに。しばらくして家主の友人が階下にお茶を入れにいき、私は階下へ...
じわ怖

二人の少女

幽霊ではなく人間でしたが、年月が経つにつれ自信がなくなっていく思い出です。俺が19歳の頃の話です。高校は卒業していましたが、これといって定職にもつかず、気が向いたら日雇いのバイトなどをしてブラブラしていました。その頃の遊び仲間は高校の時の友...
ほん怖

合戦

友達のS君の話です。恐いっていうよりは不思議な話かな?S君が家に一人でいた時の事です。夜寝ていると、どこからかザワザワと音が聞こえてきました。最初はテレビの消し忘れかと思い確認したけど消えています。それによーく耳をすますとテレビとは違う方向...
洒落怖

あなたの娘は

ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろうとおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。結局それから一週...
ほん怖

墜落したもの

幽霊じゃないけど3年前グアムにダイビングに行った時、名古屋から来たダイバーからこんな話を聞いた。その人が90年4月にインドネシアの小さな漁村で1週間滞在して潜っていた時の事。2日目の深夜、ゴオオオオオッ!!という爆音のようなもので目が覚めた...
ほん怖

正体は

以前、つきあってた彼女に聞いた話。小学校4or5年生くらいの頃、夜中に枕もとに気配を感じ目を覚ますと白装束に狐の面(よくお稲荷さんなんかにある白地に赤や金で目鼻が描かれたもの)を被った何者かが立ってこちらを見ていたそうです。何をするわけでも...
じわ怖

おかっぱの女のコ

私が母校在学中の花の女子大生だった頃のお話です。私の学科用の校舎は新設されたばかりでまだぴかぴか。最上階には視聴覚設備用の特別教室があり、その上にパイプスペース用の小部屋だけがある階がありました。というより、階段がその階分だけ上に突き出して...
岐阜県の怖い話

気のふれた女

旅先で知り合ったアニキに聞いた話。このアニキが昔、長野と岐阜の県境あたりを旅していたころ、山あいの小さな集落を通りかかった。陽も暮れ掛けて夕焼け空に照らされた小さい村の約半数近くが廃屋で、残りの半数近くも結構古い建物ばかり。そして、小さい学...
じわ怖

通り過ぎる赤ん坊

数年前、私の先輩のFさんから聞いた話です。Fさんが、自分ちのすぐ近所に住んでいる従兄弟の家へ行った時のこと。その日、従兄弟はいつになく沈んだ顔をしていたそうです。上がって飯でも食べて行けという話になり、そのままずるずるとお酒を飲み始めた頃、...