その村は岐阜の小さな村で人口も少ないため家どうしが隣接していなく隣の家との距離は100mほど離れていました。
ある雪の日、休憩させてもらおうと思い空家に入ったら老婆がいました。
老婆に案内され後ろからついて二階に行ったら(その家は古い家なので20畳ある部屋が一階と二階にありました。)老婆が消えてしまいました。
仕方ないので一階にもどり気味が悪いのでかえろうとすると一階の畳の真ん中で老婆がカマを持って立っていました。
急いで逃げて入り口までたどり着き、戸をあけようとしたがなぜか開きません。
そうこうしているうちに老婆に手をつかまれました。
さっきまでは暗くて気づかなかったのですがその老婆はよく見ると肌がくさっていて生きているとは思えませんでした。
そしてその老婆はいいました。
「よく聞け!ここには13体の死体がねむってる。供養しろ!さもなけりゃ、おまえを殺す。」そう言われたあと気を失ってしまいました。
どれくらいたったか目がさめて夢かもしれないと思い帰ろうとしたら畳の真ん中(老婆がたっていたところ)にしみがありました。
そしてその畳をひっくり返したら畳の下に人骨がきれいにならべてありました。
よく見ると人骨は14体ありました。
14体目はさっきの老婆だったんです。
こわくなって家に帰り事情を話し、村人全員で空家にいったらシミのある畳の下に13体の人骨がありました。
不思議なことに老婆はそこにいませんでした。
それから村ではその空家を取り壊して空家のあった場所にシミのついた畳をまつったそうです。
今は畳のかわりに石碑か地蔵がおいてあるそうだ。
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