じわ怖全話

新聞にも載らなかった話

この記事は約2分で読めます。


とあるマンション(市内では自殺の名所で知られてる。)で女性の死体が見つかりました。


仰向けに寝かされた状態で年齢は20~30後半くらい。革のミニスカ-トにストレッチブ-ツ。
上は何故か、分厚い灰色か黒のセ-タ-の上に鮮やかな朱色の薄手のカ-ディガンを着ており
ストッキングを履いていたそうです。


ブ-ツの片方が脱げかけの様な中途半端な状態で死後数時間というところだったそうです。


第一発見者が救急車を先に呼んでしまったために遺体が搬送されてしまったので警察を呼んだときにはもう既に遅しでした。


遺体の状況を、警察は発見者の方達から聞くしか術がなく警察も、「ここは自殺が多いから自殺者でしょう。」と一言。


しかし、周りには多くの木が植えてあり自殺である場合、その木々らが必ず折れたりしますし、
遺体を見た感じでは、外傷がなく、あまりにも綺麗すぎて周りに血が飛び散った跡も無く、住人や発見者の目から見ても「自殺者」では無い事は明らかだったそうです。


後日、新聞などチェックしましたがまったく報道されずでした。


現在も報道されずです。後日、警察から聞いた話では「外傷がないのに、全身の骨がすべて折れている状態。」とだけ聞きました。

被害者の女性がマンションで見つかった時刻は朝の11時過ぎ。しかし、朝10時からこの遺体発見までの間目撃者はなく、発見される10分前にいたっても幾人かは「死体は無かった。」と証言しています。


問題は、このよく分からない事件が、警察で止まってしまっている事です。


報道されれば、少しは身元の情報も得られるかもしれないのに。


自殺も迷惑ですが、遺体遺棄はもっと迷惑ですし被害者の方も浮かばれません。


怖いのは、こういう運命にある事件も有るということかな。

コメント