お盆休みに、ダンナとふたりでドライブしていたときの話です。
一応、秩父のあたりまでは行く先を決めていたのですが、そこから先は
気のむくまま、テキトーに流していこう、という、目的の無いドライブでした。
ただ車に乗っているだけでも楽しい私たちは、よくこういうことをするのです。
ですから、目的が無いと言っても、いつも行く道というものがあって、
毎回、けっこう見知った道を行って、戻って来るということになるのです。
しかし、その日はなんだか違っていました。
見知ったはずの道を行っていたはずなのに、いつのまにか、かなり淋しい道に入りこんでいたのです。
そのうち、山道に入ったなーと思っていたら、急に、幅広く舗装された道に出ました。
かなり新しく、キレイな道なのですが、対向車の一台も無く、なんだか薄気味がわるい道です。
そうしたら。
「 ↑ おすたかの山 」という標識が。
慌てて車をUターンさせて帰って来ました。
そして、帰りも、しばらくの間 対向車を見ませんでした。
その日がお盆の間だったか、それとも8月12日だったかはハッキリしません。
でも、
どのへんの日だったにしても、お参りに来る車を一台も見かけないなんて、変じゃないですか。
拒絶される場合もあれば、
呼ばれる場合もある、とういオハナシでした。
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