全話

じわ怖

おまえも

彼と2人で街を歩いているとき、交差点で信号を待っているとむこうの方に 変わった女の人が立っていました その人は顔色が悪くとても暑いのにセーターを着ていました その人はずっと私を見ていました 信号が青になりました
洒落怖

錆びたナイフ

オギノという背が低く、風俗の呼び込みや使い走りをやっている人がいた。 彼は住み込みではたらいていて、頭が悪いのか給料もあまりはらってもらえないでいた。 あるとき、お店のお金を数千円使ってしまったか何かして、店にバレた。
じわ怖

マー、マー

あるところに、父、母、祖母、娘という4人家族が住んでいた。 父と母は非常に若いときに結婚し娘を生んだ。 しかし、どうしても男の子が欲しくて毎日がんばったのだが、なかなか子供はできなかった。 半ばあきらめかけたころ、その執念のような願いが叶い、待望の男の子が産まれた。
じわ怖

ホテルで起きた殺人事件

数年前、渋谷で数ヶ月間ホテトルやってました。 ある日テレビを見ていたら、何度か入ったことのあるホテルで殺人事件がありました。 まずベッドで何度かナイフを使って刺し、女の人がそれでも逃げようとして風呂場の方へ行くと、追いかけていって何度も刺す。 そして髪の毛を掴んでまた部屋の方へ引きずって行って・・・。
洒落怖

はじめてのかていか

7がつ5にち  きょう、はじめてかていかをならった。ケンちゃんは「かていかはおんなのかもく!」といってせんせいにおこられた。  せんせいは「いまはだんしもさいほうやおりょうりができないといけないじだい」といった。  はじめてのじゅぎょうはおりょうりだった。1ぱんはごはんをたいた。2はんはおみそしるをつくった。3ぱんはカレーをつくった。ぼくは3ぱんです。
ほん怖

井戸で

私は幼い時に、夜中に一人で起きてオシッコをする癖があった。 ただし、トイレじゃなくて家の中にある井戸の周りにオシッコをしてしまい母によく叱られた。 トイレと井戸は反対方向に位置していて、私が寝ていた場所からは井戸の方が近かった。
大阪の怖い話

千日前のタクシー

タクシ-の運転手から聞いた話。 大阪の千日前付近で客を待っていたら、 前に同僚のタクシ-が止まっていた。 同僚は、誰も乗り降りしていないのに、タクシ-のドアを開け閉めしていて そのまま走り去っていった。 場所柄、「もしかして。」という気持ち
洒落怖

写真撮影

アメリカ人のカメラマンとモデルが南アフリカの湖に写真集を撮りに行った時の話。 その湖の手前は平地だが奥にはかなり高い断崖絶壁があり、カメラマンは断崖絶壁をバックにしてモデルの写真を撮り始めた。
神奈川県の怖い話

浮かび上がる顔

何年か前に甲子園に出た神奈川の高校の北側の壁には何度も塗り替えしても浮き上がってくる校舎から飛び下り自殺をした生徒の顔があった。結局その壁は北側に教室を増築するという形で取り壊されてしまったが彼の無念は今でもその私立高校にある...