じわ怖

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川越

落ちの無い思い出話。昭和45年、小学5年の頃、ある呪いの方法が少年誌に書いてあった。犬を首輪でつないで、その口が届かぬところに餌をおき、そのままにしておく。犬は空腹感のあまり餌を食らおうとするが、届かずもがき苦しむ。まさに飢えて狂い死のうと...
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Oくんの机

私がまだ小学1年生の頃の話。同じクラスに、給食のパンが嫌いで食べずに机の中に隠す男の子(O君とします)がいました。そしてそれを1ヶ月くらい経ってもそのままにしておくものだから、机の中のパンがカビて異臭を放つまでになってました。それをO君に言...
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銅像の呪い

俺はあまり霊というものを信じているとはいえません。なぜかというと、見たことがないからです。じゃあこんな所くるなと言われそうですが、興味はあるのです。それは俺が不思議な体験・・というより、偶然のタイミングに出くわすことが何回かあったからです。...
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横切った

中学生のころのある正月、友人2人と私とで初日の出を見に行くことになりました。朝方の5時ごろ、日の出までまだ間があったので友人の部屋(2階)にとりあえずお邪魔、炬燵を3人で囲むことに。しばらくして家主の友人が階下にお茶を入れにいき、私は階下へ...
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二人の少女

幽霊ではなく人間でしたが、年月が経つにつれ自信がなくなっていく思い出です。俺が19歳の頃の話です。高校は卒業していましたが、これといって定職にもつかず、気が向いたら日雇いのバイトなどをしてブラブラしていました。その頃の遊び仲間は高校の時の友...
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おかっぱの女のコ

私が母校在学中の花の女子大生だった頃のお話です。私の学科用の校舎は新設されたばかりでまだぴかぴか。最上階には視聴覚設備用の特別教室があり、その上にパイプスペース用の小部屋だけがある階がありました。というより、階段がその階分だけ上に突き出して...
岐阜県の怖い話

気のふれた女

旅先で知り合ったアニキに聞いた話。このアニキが昔、長野と岐阜の県境あたりを旅していたころ、山あいの小さな集落を通りかかった。陽も暮れ掛けて夕焼け空に照らされた小さい村の約半数近くが廃屋で、残りの半数近くも結構古い建物ばかり。そして、小さい学...
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通り過ぎる赤ん坊

数年前、私の先輩のFさんから聞いた話です。Fさんが、自分ちのすぐ近所に住んでいる従兄弟の家へ行った時のこと。その日、従兄弟はいつになく沈んだ顔をしていたそうです。上がって飯でも食べて行けという話になり、そのままずるずるとお酒を飲み始めた頃、...
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罰当たり

3年位前の話。私は今でも、バイク好きで乗ってるんですけど3年前は俗に言われる、走り屋って奴だったんです。その時行ってた峠の近くに湖があって、そこに大きな橋がかかってるんです。その橋は自殺の名所で、枯れた物や新しい物まで常に橋の歩道には、花束...