全話

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洒落怖

ヤカン

この話は自分の会社さぼり癖が治った話です。嫌でも治ってしまいました。 あれは2年前ですね、しょっちゅう会社休んでましたよ自分。会社に出かけてそのまま行かず、季節も夏初旬って事もあり海によく行ってました。 でも、あの日だけは町でプラプラして昼頃家に帰りました。
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虫の養殖

いかにも都市伝説な話だが、ある無職の貧乏男が、高収入のサイドビジネスに手を出した。それは釣り餌となる虫の養殖だった。3週間育てて、業者に返送すれば、それだけで彼にとっては大金が手に入るはずだった。しかし、あと1週間で返送できるという時に、虫...
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ある殺人者の話

私は通信制高校に通い死ぬ気で勉強して何とか国立の大学に受かった時の話です。 大学に行って講義を受けて一人暮らしのためにバイトをやり、休みの日には飲み会。普通の日々を過ごしていた時にある事件が起こりました。 その日は薄曇りの空で風が冷たい日でした。私はバイト先に向かう途中でした。
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こんなわたしは死んだほうがいいですか?

こんなわたしは死んだほうがいいですか?悩んでいます。 わたしは大学卒業後、レンタルビデオショップの店員としてフリーターの生活をしていました。 もともと学校では友達が多かったわけでもないですが、社会人となった、数少ない友人から聞く苦労話さえ当時のわたしにとっては羨ましいものでした。 梅雨入りする頃には家族内のいざこざなどあらゆることが
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アカジイサン

妖怪か・・・・ アカジイサンって知らねーかな 漢字で書くと垢爺さんだと思うんだが・・・ ただの老浮浪者みたいな感じだけどなんか違うんだよな 薄汚れた小豆色のスニーカー履いててマジで垢だらけだった アカジイサンは飛ぶんだよな
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山奥のキャンプ場

川の中州に作られたそこは、一時期のモノマニアックスなアウトドアブームの終了と、 ニュースでも報道された遭難事故の為に、既にさびれきっていたが、そこにテントを張った5人の男たちにはかえって好都合だった。 夜になると外には真の闇が広がり、音も川のせせらぎと、ときどきテントをささっとなでていく柳の枝の立てる音のみ。
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13階段

厨房のときの担任から聞いた話。ある山の中腹に墓地があった。そしてその墓地を移転させてそこに学校を作った。やがて工事も無事終わり何年かたったころ、ある先生が当直をしていた。よる見回りをしに上の階にあがるとき何気なく階段の数を数えたらしい。「1...
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貰ったタンスに隠された秘密

友達と一緒に住んでいた事があった。 友達が、先輩から、タンスを貰った。元々はリサイクル屋で購入したものらしい。 そのタンスは、私の部屋に置かれた。 その後、よく、女性の髪の毛が床に落ちているのを見かけた。 私も友達も、自慢じゃないが女っ気なんてなかったので、なんとなく奇妙だなあ、とは 思ったけど、特に気にはしなかった。
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ゴミ収集車の事故

母からちょっと前に聞かされた話です。 俺が2才の頃、団地内で母は外で仲のよいお隣の奥さんと談笑していた。 俺はすぐそばのゴミステーションで、その奥さんの娘さん(俺と同じ年)と遊んでいたらしい。 その時、ゴミの収拾車がステーションにバックで入ってきた。 収拾車のタイヤは、娘さんをペッタンコに潰し、俺の目の前で